恋の魔法には期限がある

テニプリとジャニーズと推しとBLと人狼

SnowManはMisSnowManじゃない

なんだろう、この気持ちを書き残しておかなければいつかの私が後悔すると思ったのですのすとのCDデビューが発表されたすぐ後にこのブログを書いています。

最初にいっておきたいのは私は「野澤祐樹担」だということです。もうこの時点で嫌な予感がする人はこのブログを読まない方がいいです。ここは今だけ「チラシの裏にでも書いてろ」的なアレです。ごめんね。

 

 

 

 

 

 

CDデビューが決まった時、おめでとうって思ったのはホント。嬉しくて友達とキャー!って叫んだのもホント。電車でちょっと泣いたのもホント。

全部本当のことなんだけれど、やっぱりそれだけじゃない。だって私が一番好きなのは、野澤祐樹くんだ。

 

なんでこうなっちゃったんだろう。

 

私が好きになったのは「MisSnowMan」の野澤祐樹だった。気心のしれたメンバーと絶対的なシンメと約束された定期的なお仕事。楽しそうにアイドルをする野澤くんを見るのが好きだった。

けれどそれはあっさりと崩れて、野澤くんは真田くんといいとも青年隊になって。私が大好きな「MisSnowMan」はなかったものにされた。

MisSnowMan主演映画の「HOT SNOW」、封切の時は「MisSnowMan初主演映画!」なんて煽りだったのにそれが円盤化された時には「noonboyz・ジャニーズJr.初主演映画」って帯に変わってた。自分が愛したものが存在しなかったことに修正されてるのを見るのはしんどかった。

 

いいとも青年隊だってそう。贅沢だって批判されても構わない。私にアレはしんどかった。

見所は数十秒のOPダンスくらいであとは番組の端で特に喋るでもなくお仕事は笑顔とスタッフさんもどきの細々としたお手伝い。平日お昼の12時にリアルタイムで視聴できるような生活パターンでもなかったし、それは周りも一緒でドンドン脱落してく姿を見た。それでも帯番組だから毎日決まった時間に仕事があって、それとは別に大学にも通って、きっと彼らにも何か「別の仕事」をする時間なんてほとんどなかった。それでも私は内心彼らにそれを求めていた。

だって「アイドル」の彼を好きになったのだ。昼の帯番組のアシスタント姿に惚れたんじゃない。

 

なんとか時間を縫って風磨くんと健人くんとWキャストという形で出演してくれたABC座。

そこにはかつての仲間だった、大学受験でお休み中だった阿部ちゃんをのぞいたMisSnowManだった残りの5人も出演していた。そこに「同じグループだった」という痕跡は1ミリもなかった。

いつまでも感傷に浸っているのは、私だけのような気すらした。

そしてそんな6人を滝沢くんが拾い上げてくれて、「SnowMan」という新しい居場所をくれて、MisSnowManは決定的に、「SnowMan」と「noonboyz」へと道が別れた。もう二度と交わることはないんだろうなとぼんやり思った。あの日に帰りたかった。

 

居場所をもらったSnowManはどんどん活躍の場を広げて著しく成長していった。変わったことといえば衣装くらいの野澤くんとはまるで違かった。

SnowManが「アイドル」として次から次へとファンを魅了している時、野澤くんは「アシスタント」として毎日いいともに出演していた。そしてその積み重ねは、彼らの「経験」と「人気」に大きな差を付けた。「もしも今ミスノに戻ってもダンスが浮く」、と言っている人がいた。真正面から堂々と言い返せない自分が悔しかった。ライブで全力でパフォーマンスする彼の姿なんてずっと見ていなかった。野澤くん達がいくら地上波で一般への知名度をぼんやりとあげたところで、彼のことを新規に推してくれる人間はちっとも増えていかなかった。

毎月雑誌にだけは載せていただけたけれど、野澤くんが雑誌でお話することも「いいとも」のことと「真田くん」のことばかりだった。そこからずっと、動けないみたいに。

 

いいともが終わった時、私の一番多くを締めていた感情は「恐怖」だった。

正午のオトコノコ達、noonboyz。この番組が終わっても事務所がこのグループに固執するとは到底思えなかった。 

あんだけ散々マンネリだのなんだの言ってたくせに、定期的な露出が失われるのは恐怖でしかなかった。野澤くんが今までいいともに費やしてきた時間が、今Jr.界の中でどれだけ需要があるのか全く分からなかった。

いつの間にかなくなってしまった「noonboyz」の名前に、またザワザワした

 

真田くんがLove‐Tuneになった。それもまた。突然だった。

彼らもまた、「約束されたシンメ」じゃなかった。それを知ってしまったことが、一番悲しかった。

なんかもう、あの日はもうないってくらい荒れたことだけ覚えている。野澤くんの居場所は、用意されなかったということだけありありと分かった。それから野澤くんの露出は、驚くほど激減した。辞めたという噂が1000回くらい流れた。

そうか、真田くんは野澤くんとは違う道を違うメンバーとともに歩むことを選んだのか。それを受け入れるのに時間こそかかったけれど、野澤くんの隣じゃなくても輝ける真田くんを知ってしまってからは諦めるかのように受け入れた。

にも関わらず真田くんたちは退所を選んだ。私はその選択を一生理解できないんだろうな、と思う。頭では理解できても気持ちは追いつかない。

真田くんが野澤くんより先に辞めるだなんて思ってもみなかったって野澤担多いと思うんですよね。それくらい真田くんは野澤くんにとって大きな存在だった。

野澤くんは、最後まで何も言わなかった。

 

そんなSnowManにも年明けに大改革が起きた。新メンバーの加入だ。

目黒くんと向井くんは元々知っていたけれどラウールくんは初めましてに近かった。向井くんのメンバーカラーはオレンジ、ラウールは白。そして目黒くんのメンバーカラーは、黒だった。

黒は、MisSnowManの野澤くんのメンバーカラー。シンメの真田くんの白と、対なる存在。

それを思い出して切なくなったとはいえ、目黒くんの「黒」と野澤くんの「黒」が同一だとは思わなかった。ミスノの黒担当はずっと野澤くんってことだけは変わらないけれど、それ以上混合して同一視するのはどちらにも失礼だと思った。

それでもMisSnowManの影にいつまでも囚われている私は当初はメンバー加入に肯定的ではなかったし、どこか斜に構えたような気持ちで日課のJr·チャンネルを見た。面白かった。

滝沢歌舞伎も観に行った。楽しかった。

あの日、MisSnowManとして出演していたあの日。まるで着物に着られてるみたいな少しだけ垢抜けない未成年の彼らはもうどこにもいなかった。座長として堂々と板の上に立ち、舞い踊り歌う姿に自然と涙が溢れた。

この9人でなら、きっとどこまでも羽ばたいていけると思った。

 

一方であいも変わらず露出の少ない野澤くんは、ISLANDTVにその他大勢の無所の子達と同じ白シャツの衣装で簡単なプロフィールページが用意された。

嵐ツアー中に定期的に更新されたISLANDTV。その中の舜映の「野澤くんに振り付けを教えて貰った」というセリフに少しドキリとした。そうだ野澤くんはもう圧倒的先輩で圧倒的年上で。

嵐の振りを後輩に指導できる自担を心底誇らしく思えるほど、もう自担は若くなかった。

プロフィールにかかれた夢だってそうだ。野澤くんの夢は「ユニットを組んで舞台やコンサートでメインを出来るようになってデビューすること」だった。

今の野澤くんと一体誰がユニットを組めるというのだろう。

私は野澤くんはプライドが高い人間だと思っていて。でもそれは別に嫌なプライドの高さじゃなくて、アイドルとして当然のモチベーションとして持っている、プライド。

そんな野澤くんがまるで砂糖菓子みたいな夢を語るだなんて。

その全てがしんどくて私はボロボロに泣いた。

自担の夢を心の底から信じて応援できないような大人になりたくなかった。野澤くんを好きになった時の幼い私には絶対に教えたくない未来がここにはあった。

だってその野澤くんの夢は「夢」じゃない。数年前は当たり前にそこにあった現実をなぞらえているだけだ。過去を、取り戻そうとしているだけ。あの時は全部持っていたのに。

野澤くんだけが、同じ場所でずっと足踏みをしている。

 

デビュー発表。同じく出演者として同じステージにたった野澤くんは、何を思ったのかな。

野澤くんは高田くんとか林くんとか、無所属だけどちょっとだけ特別扱いの枠にも入れてもらえず、配信でアップになることもなく、それでも笑顔で踊っていたそうです。

野澤くんは悔しいとか、嫉妬とか、そういうのを表に出すのを嫌う人間だから。

私は野澤くんのことが好きだからこの演出は残酷だと思ったけれど、野澤くんは内心どう思ってるんだろう。それをさらけ出せる場所も、彼には用意されていない。

だから私は勝手に想像して勝手にしんどくなって勝手に泣いたのだ。

 

野澤くんにデビューして欲しかった。

 

 

 

MisSnowManはSnowManじゃない。

だからこそ私はあの日の思い出を煌めきをそっと青春の木箱に詰めて、私だけのアルバムにしまっておきたいと思った。

散々自己満足の支離滅裂な文章を書いてしまった。でもいつか読み返してあんな日もあったなと笑えるようになればいいとも思う。

あの8人が大好きだった。てっぺんへのぼりつめて欲しかった。あの日確かに同じ方向へと歩んでいた道のまま進んで欲しかった。でもそれはもう夢の中の出来事で終わってしまったから、私が受け入れてないだけでずっとずっと昔に。

いつだってあの日に帰りたかった。でもそうなってもどうせ苦しむことだって内心分かっていた。

私が野澤くんだけではなくMisSnowManというグループを好きになったように、6人のSnowManも9人のSnowManも好きになってしまったから。彼らのことも、好きになってしまったから。

自分の好きになったものを、誰かの都合で散々なきものにされてきた。だからこれ以上は、ましてや自分の都合でなかったことになんてもうしたくなかった。自分の好きなものを壊してまで、掴みたい幸せじゃないと思ってしまった。それほどに、SnowManを好きになってしまった。

野澤くんのことだけを考えて呪詛なんか吐けなかった。そんな自分になれなかった。

だからこそ、彼らにはもっともっと大きくなっていってほしいと思う。私の、叶わなかった夢をのせて。

 

SnowManはMisSnowManじゃない。

でも、どちらも私にとって大好きなグループです。

スタート地点に立った彼らに精一杯の祝福を。本当におめでとう。これからが勝負だね。

君たちのことを好きになってよかったと笑える未来が続きますように。

 

no more wait.

さあ、君たちの人生の幕が上がる。

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