恋の魔法には期限がある

テニプリとジャニーズと推しとBLと人狼

少年たち2012で時が止まっているジャニヲタが映画少年たちを見てきた感想文

 

タイトルどおりです。

DVD化された「少年たち 格子無き牢獄」(2010年)と「少年たち Jail in the sky」(2012年)で時代が止まっている私が映画少年たちを見てきた話です。

今年も舞台少年たちやるなら今年こそは行きたいな……やるのかな……Snow Man3人増えたからSixTONESと人数バランスとれないけど……あと囚人服着てるラウール見るの絶対しんどい(過保護)

これ勝手な夢なんですけどいつかHiHi Jetsと美 少年にも少年たちやって欲しい…………Rival-Battle-歌うの誰になるかな~~~浮所くんとゆうぴ……?見たすぎて死にそう

え、でもまって。看守長那須くんあまりにしんどくない!?しんどい。みたい。で安井くんポジションに嶺亜くんで副看守長本高くんね!見たい!!!!!!!!!

 

話が逸れました。

そんな私が映画少年たちを見てきて思ったことや感想をつらつらと書いていきます。

普通にネタバレなので、まだ映画見てなくてネタバレ読みたくない人は見てから読んでね

 

 

 

1.エンディングみたいなオープニング

予告編で100回くらいは見た「Fire Storm」!

が、いきなりオープニングにぶち込まれてきて「!?」という気持ちでスクリーンを見る私。

この時点ではよくキャラクターの背景もわからず、しかも役名ではなく普通に本名のテロップが入るのでますます「間違えてエンディングから始まった……?」と錯覚してしまう……その時点で「オーケー!ジャニーズエンターテイメントショーね!」と頭を切り替える。

関西ジャニーズJr,に関しても7WEST現役のときで時が止まっている(お前いっつも時止まってんな)ので、正角くんと小島くんは名前しか知らなかったのですが強制的にキャストの名前が分かるシステムになるほど!と思いました。良いシステムかはさておき。

奈良監獄という「ジャニーズがワンカメショーをやるために作られたとしか思えないステージ」を舞台に踊り歌いバトルする赤房と青房と黒房。

 

そしてSixTONESの「JAPONICA STYLE」からのSnowManの「VI Guys Snow Man」が立て続けに流れ、困惑。

パフォーマンスはどちゃめちゃにかっこいいし二つともはちゃめちゃに好きな曲だけど、なんてったってオリ曲だしストーリーとも特に関係がない「ジャニヲタ以外を徹底的に振り落していくスタイル」。いいよ~~~それでこそ私が好きになったトンチキジャニーズだよ~~~(褒めてる)

しかもそれだけに飽き足らず、「愛が足りないのに」のときに唐突に「愛」のテロップが出る(私、笑い声を押さえながら爆笑)(ジャニヲタですら振り落される)。そしれ怒号のように「夢」だの「桜」だの「人生」だの、歌詞から抜き出されたワードのテロップがでては消える。……なんだこれは?

いや、まだJAPONICA STYLEはマシだったの。VI Guys Snow  Manに関しては「Heart beat」だの「エモーション」だの、全くなんの意図も感じられないただただ歌詞を抜き出したテロップが続々とでる。

この時点で私は笑い声を押さえながら笑うことにドッと疲れていた。

すっげえ不思議なんですけど、お客さん全然笑ってなかったんですが、マジで?みんな笑い声押さえてるとかじゃなくて????

 

2.この曲知ってる!この展開知ってる!

 劇中歌は私も知ってる曲が多くてよかったです。いくつかピックアップ

「俺たちは上等」

→マネキンとの異色のコラボ。笑い死ぬかと思った

「僕に聞くのかい?」

→ジュンのキャラにあってるかはさておき、大我くんやっぱ歌うめーわ!

「Rival-Battle-」 

→岩本×ジェシー!この曲が少年たちで二番目に好き。(ごめん一番は看守のback to back)ヨーヨーぶら下がってるのは普通に笑う

 

展開も割とスムーズだしわかりやすかったな~

ただ思ったのは、割とみんな普通に「犯罪者」なんですよね。

エガオとかダイケンとかは同情すべきポイントあるけど、ジョーとコウタは普通にやらかしてぶちこまれたくさいし(もちろん彼らのバックボーンに根本的な原因があるとはいえ)、普通に罪を犯してるんだなと。

なんならなにやってぶちこまれたのかよくわからない人も多いですよね。慎太郎くんとか知り合いお母さん以外にいないんでしょ……?お母さん殺したの……?翔太くんとか弟に冤罪だと思われてるって、それなにやったんだか。黒房に関してはお手上げです。

もう少し罪状とかを掘り下げてもよかったんじゃないでしょうか。時間足りなさそうだけど。

 

3.急にれあたんが死ぬ

ある日の当番(掃除当番みたいなの?)、受け持ちはコウタとジョー。当然殴り合いになる二人。そしてそこでやっと二人がどうして争っていたのかが明かされる……という回想シーンでれあたん登場!!

クロ(嶺亜くん)は誰も友達がいなかったコウタの中学時代の唯一の友達。そしてその後はジョーのパシリ?手下?をやっていたのですが、ジョーはクロのどこか非情になりきれない性質を見抜きグループ(多分犯罪グループ)から追い出した(その割には闇落ちしてそうな顔してましたけどねれあたん)。そこをタチの悪いチンピラにいいように付け込まれて、最後は暴行され殺された……という回想シーン

 

え?れあたん出てきて数秒で死んだな??????

 

れあたんマジで闇落ちしてそうな顔してヨーヨーしてるから可愛いなんだこれ……と思ってたら、急に鉄パイプで殴られ血まみれになりながら死ぬので感情のジェットコースター加減がすごい。びっくりするぐらいすぐ死ぬから、「あ……死んだの……」という感情に満たされ、涙腺がぶっ壊れているヲタクなので頭はついていけてないのに推しがしんだということに脊髄反射して涙が出た。

そんなに「クロ」というキャラクターに対する思い入れがない(掘り下げられてないので)もんだから「中村嶺亜」として見てしまう…………スケボーもしてるし。ヨーヨーはよくわからんけど

というか、照くんとれあたんが同い年は無理がないか????(実年齢4歳差)

 

4.龍太も急に死ぬ

ちょくちょく体弱いアピを重ねていた龍太くん。横山看守が来てから体調が悪いことを主張しても休ませてもらえないことが増え、ついには倒れ医療刑務所に異動することとなってしまいます。

そんなに体が弱いのになんの犯罪をしてここに収監されたんだろう……?

そもそも黒房の子達はなんの犯罪したんだろうということがよくわからなかった。治安よさそうな顔してるよな??

そんな龍太を思い「戻ってこられるんだろうか……」と休憩時間?中に遊びながらつぶやく黒房に対してそれを聞いていた看守が「あいつはもう戻ってこられない」との無情なコメント。そして、ベッドで横たわる龍太くんに切り替わり一言「あいつらともう一度空の下で遊びたかったなあ」目を閉じる龍太くん。

 

そして唐突に始まる「HAPPY」

 

 他の歌のシーンも笑えるところがありましたが一番意味が分からなかったシーンがここ。

シーブリーズのCMでも始まりそうな青空の下、ハジケル笑顔で歌って踊る黒房+関西ジャニーズJr.メンバー。服装も囚人服ではなくいたって普通の爽やかな格好で、突然異世界に飛ばされたような心持ちになります。

呆然とそのMVを見続けしばらくたってようやく、ああつまりこれは龍太くんの走馬灯なのね、と納得。にしては黒房じゃない謎のJr.が目立ち過ぎですが、まあ……うん……

現実世界に戻ってきて、もう会えない龍太くんを思い涙ぐむ黒房メンバー。私もなんで泣いてるのかはよくわからなかったですがやっぱり脊髄反射で泣きました

 

5.み、宮近くん……

当初、なぜ相手を「殴ったのか」と児童養護施設の職員?(ジュンは施設育ち)の戸塚くんに問われるも答えなかったジュン。

その理由が判明するシーン。いやもう、「み、宮近……」以外に言葉が見つからない。頭が弱すぎる。

 

「施設育ちにまとわりつかれて迷惑してるってさあ!」とチンピラはジュンに言葉をかけていましたが、つまり宮近くんは普通の家庭で健やかに育ったんですよね?多分ね?それでこれか。オイオイオイオイオイ。

面会断られて一回でアッサリひいちゃうところもナンダカナ~~~です。

 

全然関係ないけどこの喫茶店のシーン、大西くんをそこの店員役として見てたら割と終盤でいきなり「渡辺翔太の弟役」だという情報がぶっこまれて、驚きました。

……必要だったかなあ?この情報。

 

6.ふっかがリアコ!

ふっかは嫁持ちでかつお嫁さんは妊娠中。ちょくちょくお嫁さんからの手紙が来ていて、それをしみじみ読み返すふっかの姿を見てメンバーが「どうやって出会ったのか」を尋ねると、嫁さんとの出逢いシーンの回想にはいります

やばい!!!!!!ビリヤードやってるふっかリアコすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ここほんとかっこよくて、ふっかのシーンで一番かっこいいのは間違いなくここ。ポスターの虚無顔と同一人物とは思えない 

 

まあよく考えると、そもそもふっかは一体なんの罪で収監されてんだ?っていうのとお前何歳だ?(どう考えても「少年」ではない)っていうので感情が入り乱れるんですが、もし私がふっかの嫁だったらあのリアコ顔をもってしても離婚してそうなので、……だめだ、感情移入できない。う~~~~~~ん……まあ自分が殺されかけていたところをふっかが助けてくれて殺しちゃったとか……?「一回流産してる」ってところも深読むならその辺とも関係あるのかな?……ならまだ別れないか……な……?それにしては刑期長くね?情状酌量の余地ありまくりじゃね?って感じですけど、そもそも情状酌量の余地がありすぎるダイケンやエガオがガッツリ収監されてる時点で、この世界に執行猶予とか正当防衛とかいうシステムないです

あ、でもその方向で行くとやっぱり「お前少年ちゃうやろ」説がますます色濃くなるな……そもそもビリヤードやってるシーンが少なく見積もっても大学生なんですけど、それをなんとかして高校生設定にして。そこから落とすのに1年かかって、一回妊娠したけど流産して、で、今臨月近い…………?いや、無理あるぞ…………?っていうか結婚してるんだからそりゃ18歳超えてるな?????嫁役山下リオちゃんも年相応の顔(現在26歳、ふっかと同い年)をしてらっしゃるので……(ジェシーの彼女の大学生役やったのが7年前なんだからそれはそう)

あーーーーーーーー………

この世界は30歳までは少年です(結論)

 

7.脱走計画

ふっか→もうすぐ生まれる子供に一目会いたい

ジョー→母親がもうすぐガンで死ぬ

という赤房・青房それぞれに脱出理由ができ、情報屋の「横山看守が来てから地獄の日々。あいつらを一泡ふかせてやりてえ」という言葉を元に協力して脱出を計画。

よくしらんけど一時出所システムが私が見た少年たちにはあったんですけど(まあサイコパス看守長はもちろん許可しませんが)、ないんですかね?ないんでしょう。

 黒房は最初「俺らは目立たんとこ……」とかいってたのになぜか協力してます。なんで?龍太くんに会いに行く!とかならまだ分かったんですけど、死んだしな。

 

このシーンを一通り見て思ったことは一つ。

「看守みんな優しくね????????」

 

横山看守はメンヘラですし、ちょいちょいその権力におびえてる看守もいますが(龍太くんの体調不良を握りつぶしたやつとかね)、基本的に優しいんですよね。慎太郎くんが最初に話しかけるヲタク看守とか、かわいさすら感じます。

ジュンが塀の上にのぼった姿を見た看守も「そんなとこに上ったらあぶないだろ!おりてこい!」……優しすぎる、親かな???????

救急車もはよよべ!!!って焦ってるしな。優しすぎる。まあジュンは死ぬんですけど

私が見た少年たちって副看守以外はみんなドSだったイメージなので……優しいなってなりました。

 

8.トンチキショー再び

なんかいろいろ言いたいことはあるんですが、一番は

 

龍太生きとったんか我ェ!!!!!!!!!!!!!

 

退所後みんながどんな大人になったのかを描くシーンで、みんな仲良くツアーガイドになった黒房メンバーの中に普通に龍太くんいます。生きとるがな。私の涙を返してほしい

「龍太……おるな……?」と普通に独り言をいいそうになり、あわてて口を噤んだ。

なぜか鹿に襲われている翔太くんは可愛かったです。翔太くんの一番のシーンはここですね!……それでいいのか?

あ、囚人の中で報われて欲しいランキング堂々の一位・ダイケンはちゃんと社会人してるみたいでよかったです。貴族様のとこの養子にでもなった?みたいな格好の慎太郎くんは……なんなんだろう。わからん

 

ショーをやる意味はよくわからなかったですが、ショー自体は煌びやかでジャニーズっぽくてよかったです。 

龍我くん、あまりにもLady Diamondの衣装が似合いすぎる。頼むから浮所くんの衣装なんとかしてくれ

あと推しの作間くんね!!!かわいいので要チェックです。

そして私はジャニーズに支配された女なので、ショーが終わった後当然のように拍手しそうになりました。

 

9.そして横山も死ぬ

 死んだのかな……?ここは解釈分かれると思うので、ぜひみんなの感想も読みたい。

 

そもそもこのシーン不可解なんだよな。

ジュンの大事な日記をエガオがわざわざ横山に渡すか?っていうのもそうだし、横山看守が懐かしそうな顔でそれを見ているのもよく分からんし、というかジュンは横山看守に見てもらいたくはないだろう……と思うんですが……?どう?

そしてラストのジュンの自画像を見た瞬間にバタンと項垂れる横山看守。異変に気づき慌てて駆け寄る皇輝くん。終幕。

 

え!?!?!?!?!?おわり!?!?!?!?!?

 

この違和感って横山くんが「看守長」と「副看守長」の2つの役割を兼ねてしまったことにあると思ってて。

私が見た少年たちって、サイコパス看守長(真田・濱田)に権限が集中していて、囚人たちはその看守長に執拗にかつ理不尽に苛め抜かれ、脱走を計画。それに従いきれない副看守長(野澤・小瀧)はずっとモヤモヤを抱えていて、ついには脱走している囚人を打ち殺せ!という看守長の命令に背きます。そして、ジュンポジション(戸塚)が打ち殺されそれをきっかけに看守長はクビに。副看守長は彼らを笑顔で見送る。という……感じなんですけれども。

横山くんはそもそも看守長ではありません。地位は高そうだけど

そして横山くんも昔囚人に暴力をふるわれたPTSD情緒がゴミなので、何の関係もない今の囚人たちに理不尽(?)な暴力は与えますが、横山くんのいってることは間違ってはいないんですよね。少年たちは「弱者」です。ジョーが退所するときにかける言葉も、正論ではあります。

とはいっても、「正論ならなにをやってもいい」わけじゃないので…………。悪役ポジションではあるんですけど、どうも振り切ってないというか。囚人たちの「新しい門出を祝う人物が不在」で、「悪役も100%の悪役じゃない」という中途半端なキャラなんですよね、彼

その結果「看守長」と「副看守長」の二つの役割を兼ねてしまいとてつもない違和感が生まれるという。いや、描かれてなかっただけでジュン死亡後横山看守は心を入れ替えて彼らの親的存在になったのかもしれませんけどね!?!?!?いや、知らんけど

 

10.本編はエンドロール

私映画のエンドロールってすっごく好きなんですよね。

推しの名前がエンドロールにのってるだけで感動する!!個人的にははいびーもグループ名+個人名で出してくれたところ、ポイント高かったです。

 

今回も、普通に「面白かったな~」と思いながらエンドロールみていると…ん???

奇妙なワンカメショーが突然始まります。

これ劇場行って絶対見てほしい。今までのシリアスな感じとか全部吹き飛ぶから。 ジェシーの顔がやべえ。

ジョーのママはどうなってんとか、慎太郎くんは戸籍どうしたんやとか、そもそもなんで一番どんくさそうなジュンが囮になったんやとか、色々突っ込みたいところはあるけど 全部どうでもよくなります(だめじゃん)

 

11.結論:「おもしろい」

 いろいろあーだこーだ書きましたが、ジャニーズエンターテイメントとしては一級品です!まちがいなく面白い!!ジャニヲタ以外がみてどう思うかはしりません。

そしてラストの【子供は大人になれるけれど、大人は決して子供に帰れない。だからこの想いを、時計を止めて】という言葉があまりにしんどくて、涙がこぼれました。

これ、ジャニーさんの永遠のテーマだな、と。なんかもう……みんな幸せになって欲しい。

家に帰って冷静になると、ジャニーズや若手俳優にじゃぶじゃぶカネと時間と若さをとかしている自分の状況にあてはまりすぎて頭抱えました。

 

私もあと何回かは行きたいんですが、

笑い声こらえるのが大変なので応援上映やってください。

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