舞台仮面ライダー斬月のその前に・後篇/仮面ライダー鎧武のストーリーってこんなの!
本気でストーリーを知りたいなら自分で見た方がいい(出オチ)
もちのろんでネタバレ注意。 あと長い。
前回のブログの続きです:
さてさて今回の舞台のオリジナル版である仮面ライダー鎧武、見ていたはずなのに中身が記憶の彼方にいってしまっているので(脳みその容量が小さい)せっせと「dtv」で復習してました
私は元々dtvとdアニメの会員なのでそれで見ましたが、TTFC(東映特撮ファンクラブ)でもアマゾンプライムでもhuluでもその他サービスでも配信してるので自分の好きなところで見ればいいと思う
配信サイトってホント便利だ~~~~~レンタルビデオ屋さんほんと行かなくなったもんな。Tカードは最早ポイントカードと化した
仮面ライダー鎧武見ていった方がいいの?という疑問ですが、現時点では「舞台のストーリーが一切わからんのでなんともいえません!」です
時間に余裕があるなら絶対見た方がいいとは思う。舞台をガッツリきちんと楽しみたい人も。そもそも外伝なので鎧武を見てないとわからない設定が出てくるかもしれないし、逆に全く新しいストーリーが紡ぎだされるかもしれない
そもそも鎧武の登場人物って主人公・ヒロイン含め大体死んでるしな
……しかもキービジュアルの久保田くんみました?傭兵かよ
でも、稽古でダンスシーンの練習してるってことは基本的にキャストは「ビートライダーズ」なのかな……?
※2018年3月3日追記
あらすじと配役が公式発表されました!
基本的に舞台は海外のようですが設定は生かされてるみたいなので、「アーマドライダー」や「ロックシード」や「プロジェクト・アーク」などの用語だけは覚えてから見に行った方がいいかと(一応簡単な説明はこのブログでもしてます)
舞台であるトルキア共和国は貴虎が所属していた「ユグドラシル・コーポレーション」の実験場であった国。
多分オリジナルでいう「ビートライダーズ」のようなチームに若手の子達は所属していて、オリジナルでは「ストリートダンスのフリースペース」のためにインベスゲームで争っていたのが、今作では「生き残るための殺し合い」のために争っているんですよね?物騒だな、おい
で、萩谷くんと、恐らく増子くんと宇野くんはそれぞれのチームのチームリーダー!チームリーダーはアーマドライダーに変身しそうな感じですね?
でもダンスシーンあるんだよな……?
殺し合いしてんのに踊ってる暇あるのか……?
さて、こういう舞台とか映画とかドラマとかなんにしろ、「原作知らん奴が来るんじゃねえ」という過激派はどこにでも湧きますが。私自身はそのコンテンツにお金を落とした人は皆平等という考え方なので、好きにすればいいと思います
さて、今回のブログは鎧武のストーリーや登場人物を私見丸出し及びおおざっぱに語っていくという内容です!
※めちゃめちゃ端折ってたり日本語が下手な部分も多々あります
自分なりの言葉で文章に書き起こした方が私は理解しやすいからという理由の私用ブログです。
真面目な考察とかを期待してた人はごめん。Wikipediaでも読んで
1.仮面ライダー鎧武の世界観
仮面ライダーは鎧武は2013年10月6日から一年間、テレビ朝日系列で放送された特撮ドラマです。
キャッチコピーは「ライダー戦国時代」「キミはこの力、どう使う?」「キミはどのフルーツが好き?」
先2つはまだわかるけど、「キミはどのフルーツが好き?」ってなに?
「キミはどのフルーツが好き?」「オレ、オレンジ?」という仮面ライダーに熟れたてオレンジの背景の広告が掲載された時は「ハイチュウかよ」と一部で話題になりました
①アーマードライダーとロックシード
鎧武のモチーフは「フルーツ」です。(ひまわりの種やどんぐりとか「種子」もあるけど基本的に)
戦極ドライバー(本作の変身ベルト)にフルーツをモチーフにした南京錠型の「ロックシード」を装着することで変身します
変身した仮面ライダーの総称が「アーマードライダー」です
異なる「ロックシード」=異なる「フルーツ」にチェンジすることによりフォームチェンジ、つまり異なる果物の鎧(アームズ)へ「アームズチェンジ」することができます
またロックシードは異世界から「インベス」という怪人を呼び出すことができ、強さや効果はロックシードのランクによって異なります
②ヘルヘイムの森と禁断の果実
インベス達が住む異世界。ライダーがなんやかんやすると行ける。
またクラックと呼ばれる謎の裂け目が街に突如現れ現実世界と繋がってしまうこともあり、人間が異世界に紛れ込んでしまうことや、逆にそのクラックからインベスや植物が侵食することもあります。最近はそのクラックの発生回数が異常に増えてきてる、らしい
この森に生える果実をドライバーを装着しながらもぎ取るとロックシードに変化します。持ってない人がもぎ取っても果実はそのまま、その果実を食べた人間はインベスになり人間としての理性を失います。つまりインベスとはかつてこの世界にいた……
③ユグドラシルとプロジェクト・アーク
この物語の舞台となる沢芽市はかつては寂れた田舎町でしたが「ユグドラシル・コーポレーション」ができたことにより企業城下町として生まれ変わります
ユグドラシルは多国籍総合医薬品メーカーですがそれは表向きの仮の姿。
実際は10年後に訪れると思われているヘルヘイムの完全浸食にそなえ、ユグドラシルの科学者である戦極凌馬が開発した戦極ドライバーの量産型を人類に配布する「プロジェクト・アーク」の実行が最終目的です
しかし量産型ドライバーの生産は10億が限界であり、「プロジェクト・アーク」には70億の人口から10億人を選別し、60億人を抹殺するという意味合いもあります
仮面ライダー斬月=呉島貴虎はユグドラシルの主任であり、このプロジェクトのリーダーです
④ビートライダーズとインベスゲーム
沢芽市でストリートダンスを行っている集団がビートライダーズです。
多くのチームが存在しており、物語当初は良いフリーステージ(ダンスを披露する場所)を手に入れるためにロックシードから呼び出したインベス同士を戦わせて勝敗を付けて奪い合う「インベスゲーム」を行っていました。また、インベスゲームの様子はDJサガラが配信する番組によって中継され、ランキング形式でチーム同士が争いが目に見えてわかるシステムになっていました
そんな中、錠前ディーラー・シドが高ランクのロックシードや戦極ドライバーを一部のビートライダーズに配り始め、インベス同士を戦わせていたはずのインベスゲームはライダー同士が戦うゲームへと徐々に変化していきます
仮面ライダー鎧武=葛葉紘汰はビートライダーズのチームの一つ「チーム鎧武」のメンバーです
⑤オーバーロードインベスと黄金の果実
インベスの中で明かな知性をもった存在がオーバーロードインベスです
知性を持ち、ヘルヘイムの森を操る力を持ちながらも特に興味をしめさない「無責任な支配者」
またヘルヘイムの森は、森の侵食が進み新たな進化を迎えようとしている世界に対して、「始まりの女」と呼ばれる女性を選び、その女性に「黄金の果実」を与えるに相応しい男、「始まりの男」を選ばせます
黄金の果実を得た「始まりの男」はオーバーロード化し、見た目が変異し、世界を滅ぼし新たな世界を作り出す王となる絶対的な力を得ることができます。
つまり「新世界の神」そして「新世界の王」に誰がなるのか?闘いがメインストーリー(だと思う)(DEATH NOTEか?)
⑥仮面ライダー=正義の味方ではない
つまり、今作の仮面ライダーは人工的に作り出された変身ベルトによって誰しもがなることができ、そしてそれは怪人への対抗手段ではなく、生き残りをかけた戦略の一つでしかないということです
紘汰は紘汰なりの、貴虎は貴虎なりの、そして他のアーマードライダーもそれぞれが信じる「正義」のために戦っているのであり、その正義がぶつかり合った仮面ライダーは争い合います
今作の仮面ライダーは大衆の正義の味方ではありませんし、主人公の紘汰にとっての敵はインベス及び他の目的を持った仮面ライダーです。実際に今作には10人以上もののアーマドライダーが登場しますが、大体敵です
2.大体のストーリー構成
①ビートライダーズ抗争
「より良いフリースペースでダンスを披露する」という目的のために「インベスゲームで陣地争いを行う」という手段をとっていたはずがいつの間にか手段がメインになってきていたビートライダーズ達
紘汰が所属していた(序盤では家庭の事情でチームを抜けていた)「チーム鎧武」は高司舞(本作のヒロイン)と呉島光実(通称ミッチ/貴虎の弟)がなんやかんや頑張っていましたが、駆紋戒斗が率いる「チームバロン」など他のチームからの攻撃などによりランキングも落ち目の状態でした。
しかしひょんなことからドライバーを手に入れた紘汰がライダー姿でインベスゲームに参戦し始めたことから、ランキングに変化が訪れます
一方で戒斗や光真や他チームのリーダーもドライバーを手に入れ始め、また全くの部外者の元傭兵の鳳蓮・ピエール・アルフォンゾが謎の乱入をしてきたりで混沌を極めるビートライダーズ界隈
しかし、実はこれらはすべてユグドラシルが仕組んだことであり、DJサガラの配信番組は情報の統制、錠前ディーラー・シドのドライバー配布は「プロジェクト・アーク」に向けての人体実験でした。
またクラックの存在を隠蔽したいユグドラシルにより、インベスや植物の被害をすべてビートライダーズが行っていたインベスゲームのせいであると責任をなすりつけられ市民からも迫害を受け、信頼回復とダンスを踊り続けるためにインベスゲームの廃止とチーム同士の抗争終了を告げる合同イベントを開き、それ以降はストリートダンスのみに興じることとなります
②ユグドラシル内乱
クラックの隠蔽、人体実験、そして「プロジェクト・アーク」。
紘汰やその他のアーマードライダーはユグドラシルに対して怒りや不信感を覚え、ユグドラシルに潜入したり捕まったり一緒にクラックからでてくるインベスを退治したりスカラーシステム(万が一の時に沢芽市を消滅させる兵器)を破壊したりします
一方で、兄である貴虎から「プロジェクト・アーク」について知らされた光実は紘汰や舞、ひいては自分の居場所(光真はチームのメンバーに「呉島家の人間であること」を秘密にしている)を守るためにWスパイとして暗躍し始めます。光実はプロジェクトメンバー(戦極・湊耀子(サブヒロイン/戦極の秘書)・シド)を脅し付け、貴虎の前ではいい子に振る舞い、また自身の居場所及び好きな子=舞を守るために自分なりのシナリオを作り紘汰をコントロールしようとしますが、紘汰のお人よしな性格上なかなかうまくいかずどんどんブラックミッチに変化していきます
そんな中、紘汰と貴虎が接触し、紘汰も貴虎から「プロジェクト・アーク」の本当の意味を知り絶望します。が、同時に「オーバーロードインベス」の存在をも知り、「ヘルヘイムの森の支配者である彼らがどうにかすればクラックの発生をとめられるのでは?」と考えます
そんな新たな希望を得た貴虎はルンルンでプロジェクトメンバーである戦極やシド、に報告しますが、実は彼らは「オーバーロードインベス」の存在を知った上で貴虎に秘匿していたのです。なぜなら彼らの目的はオーバーロードインベスが所有している「黄金の果実」を手に入れることにあったからです
貴虎の存在が邪魔になったメンバーは協力して貴虎を暗殺しヘルヘイムの森に捨てます
が、「黄金の果実」を手に入れられるのは森に選ばれた一人だけ。リーダー亡き後、結局彼らも「黄金の果実」を手に入れたい理由の相違から仲間割れをおこします
また戦極凌馬の「プロジェクト・アーク」のリークによりユグドラシルは世界中からテロリスト集団として糾弾され消滅することとなるのです
③ヘルヘイム戦争
貴虎が殺されたことを知らない紘汰はそれでも独自にヘルヘイムからこの世界を守るために立ち上がり、舞はそれに同調しますが、それをよく思わず紘汰を排除したい光実は「仮面ライダー斬月・偽」として本格的に動き始め紘汰を亡きものへ追いやろうとします。
また、その他のアーマードライダー達も、それぞれがそれぞれの信じる「理想の世界」と「正義」のため、本格的に争いあいはじめます。
貴虎が実は生きていたり、でも再び弟である光真(通称ミッチ)に殺されたり、でもやっぱり生きていたり、DJサガラは実は人間じゃなかったり、割とたくさんの人が死んだりしながら、黄金の果実へ一歩一歩近づいていくアーマードライダー達
そして、舞は「始まりの女」としてヘルヘイムに選ばれ、「黄金の果実」を身に宿し、黄金の果実を選ばれし人間へと託す役割を担います
しかし、黄金の果実を求める戦極遼馬により心臓を取り出され、その肉体は死亡。にもかかわらず果実の力により、なぜか復活。
ついに、強さを求め「弱者が踏みにじられない世界」を作り出すために現在の世界を壊し一から作り変えようとする戒斗と、そんな戒斗すらも「守りたい」紘汰は最後の戦いを行い、勝利します。そして勝利者となった紘汰は、舞から黄金の果実を受け取ったことにより「始まりの男」に進化。
ヘルヘイムの森を支配する絶対的な力を得た紘汰は実はヘルヘイムの森のアバタ―的な存在であったDJサガラによって「今の世界を壊し一から作り直すこと」を勧められますが、それを拒否。その力によってヘルヘイムの植物やインベスを地球から追いやり、そして新しい惑星へと新しい惑星の「アダムとイブ」として、新しい世界をつくるために地球から去ったのでした。
3.登場人物紹介
多いので勝手にピックアップします。ここからさらに私見丸出しです。全く紹介してないのでWikipedia読んで(2回目)
あと、みんな死にすぎ
主人公。ビートライダーズのチームの一つ「チーム鎧武」のメンバーです
歴代の仮面ライダーにも様々なタイプがあるのですが、アホよりの主人公。正義とかいうよりも「目の前の人間が困っているのを放っておけない」お人よしタイプです。しかしそれにより、自分の信念や強い意志がなくブレブレになって周りを振り回してしまうことも多々ありました
どんなにひどいことをされても根に持つタイプでもなく、「相手がなぜそんな行動をおこしたのか?」ということを考え納得できればあっさり許してしまうレベル。
紘汰のセリフで好きなのが、守りたいものを守るために戦う使命から逃げたがるキカイダーという戦闘用ロボットに言った、
「誰かを守れる力があるのに、それを使わなくて後悔しないのか?」
というセリフなんですが。紘汰の精神はまさにこれで出来てる。
例え自分をモルモット扱いしたユグドラシルの社員であろうと目の前でインベスに襲われていれば知らないふりは出来ないし、ユグドラシルに目をつけられないようにとミッチに変身を暫く自重するように勧められてもいざインベスが市民を襲っていれば構わず変身してしまいます(そうしてミッチは余計イラつく)
だからこそヒロインの舞や同じくお人よし属性の貴虎は彼に惹かれますし、逆にそんなものは偽善だと考え理性的に自分の信じた道を歩きたいミッチや戒斗とぶつかり合います。
「変身」に対する強い憧れと守りきれなかった命に対する苦悩から成長の伸び代がすさまじく、個人的にはとっても主人公していた主人公だと思います
最終的に黄金の果実を授かり「始まりの男」に進化し、地球から去ります。
死んではないけど……
高司舞(演:志田友美)
本作のヒロイン。ビートライダーズのチームの一つ「チーム鎧武」のメンバーです
「ヒロイン」ではありますがもちろんただ守られるだけの存在ではなく、どこか頼りない紘汰を叱咤激励し、またいわれのない罪でビートライダーズが迫害を受けていた時に「合同ダンスイベント」と「チーム間の抗争終了」を提案し実行したのも彼女です
舞も紘汰と同じく「目の前の人間が困っているのを放っておけない」タイプですが、ライダーの力を持つ紘汰とは違い舞は「相手が誰であろうと否定せずに受け入れる」ヒーラータイプ。いわば聖母です
最終的に黄金の果実を渡す「始まりの女」に進化しますが、その肉体は黄金の果実を求める戦極凌馬によって心臓を取り出されたことにより死亡
なんやかんやで復活して「始まりの男」となった紘汰とともに地球から去ります。
(最終的には)死んではないけど……
裏主人公。ビートライダーズのチームの一つ「チーム鎧武」のメンバーであり、呉島貴虎の弟です。通称ミッチ。
チームメンバーには呉島家の人間であることをひた隠しにしているのですが(最終的にはバレる)、光実には、
進学校に通い将来を期待された“呉島”光実という存在<兄である貴虎の存在<紘汰を助けること<舞を守ること<自分の居場所を守ること
というような明確なラインに基づいたルールがあり、当初から優等生である「呉島光実」の存在は「本当の自分ではない」というそぶりを見せていました
最初は紘汰を助ける=舞を守る=自分の居場所(ビートライダーズの居場所)を守るがすべてイコールになっていたため、その3つのために自分の素性を元にシドを脅しドライバーを手に入れ、兄・貴虎の目を盗み高ランクのロックシードを盗み出します
が、紘汰の存在や行動が「舞をや自分の居場所を守る」というルールを脅かしていると感じるとアッサリ紘汰を切り捨て、暗殺すらも企てます。戒斗にボロクソに言われながら止められたり、また、彼の本性を知った貴虎によって止められ対決の結果実の兄を殺す羽目にもなり、ますます暴走していく思想と行動。
最終的にはすべてバレた挙句居場所を失っていることを指摘され自暴自棄になる姿もまさに、紘汰の主人公たる「光」に相反して「闇」が色濃い、まさに「裏主人公」といえるアーマードライダーだったと感じます
しかしながら結局は排除したかったはずの紘汰に許され、守りたかったはずの舞が殺され、なにもかもを失ってしまいましたが、なんやかんやで復活しその後は貴虎を支えながら紘汰や舞の代わりとなるべく邁進していく姿も、もう一人の主人公といえるべき姿でした
駆紋戒斗/仮面ライダーバロン(演:小林豊) ※舞台アフタートーク登壇予定
紘汰のライバル的存在。ビートライダーズのチームの一つ、「チームバロン」のリーダーです。
戒斗は自身の強さを鼓舞するためならなんでもするタイプの人間なので決して善人ではありませんが、曲がったことが大嫌いで卑怯なやり方でチームメンバーがチーム鎧武に攻撃した時は一喝し、また光実から紘汰が命を狙われるシーンでも幾度となく彼を助けます
そんな彼のバックボーンは、かつて両親が営んでいた町工場をユグドラシルに潰されたことにあります。彼にとって「強さ」とは、何よりも正しく焦がれる存在でありながらも一方で憎む対象だったように思います
最終的に自分が望む「弱者が踏みにじられない世界」を作り出すため、ヘルヘイムの果実を食し、「ロード・バロン」というオーバーロードインベスへと姿を変え、耀子と共に人間へと戦争を仕掛けようとしますが、紘汰との一騎打ちの末敗れ、最期は人間の姿に戻り、息を引き取ります
つまり、仮面ライダー鎧武のラスボスはインベスでもユグドラシルでもなく、良き友でありながらライバルであった戒斗なのです。
個人的にはテニミュの観月はじめを演じていた姿や小林豊くんの素の姿の印象が濃い演者さんでしたが、バロンを演じる小林くんは誰がなんといおうとかっこいい!
ただ見返し始めたときはアメトーク・運動神経悪い芸人の小林豊くんの様子が脳裏にこびりついている間は微妙に混乱しました……みんな見た?声の音波が馬鹿っていわれるの面白すぎるでしょ
その件のツイートもやたらと伸びたので、皆に愛されているタレントだなあと思います
テニミュで散々運動神経悪い扱いされてテニミュ運動会の二人三脚では「介護」とまで言われてるのを見ながらも「一応アイドルだし……テニミュでもまだ歌って踊ってる方だし……」と暗示をかけていたのがとかれる日が来てしまいましたね。本日のアメトーク、運動神経悪い枠で小林豊ことこばゆた、でます
— りこりさ (@rikorisablog) December 30, 2018
小林豊「あんまりラケット振らない役だったんで」
— りこりさ (@rikorisablog) December 30, 2018
ワイ「観月さん(こばゆた)がテニミュでラケット振ってるシーンがびっくりするくらい思い出せない」#アメトーク
ザック/仮面ライダーナックル(演:松田岳) ※舞台アフタートーク登壇予定
ビートライダーズのチームの一つ、「チームバロン」のナンバー2です。また、戒斗がチームを脱退した後はチームリーダーに就任しました。本名は不明
物語前半は特に活躍や見せ場もなく、チームバロンもといリーダーである戒斗の「強さこそが正義」を体現する「ちょっと卑怯で嫌ぁな奴ら」の一員でした
ですが、今まで抗争を進んで行ってきたチームバロンが合同ダンスイベントに参加することに他チームが難色を示していることを知った戒斗が、「今までの責任を取る」という理由でチームを脱退。それを受けてチームバロンの次のチームリーダーとなり出番が倍増!
合同ダンスイベントでは、インベスが乱入してきた際に戒斗から受け取っていたドライバーを使って変身。鎧武やバロンと共に闘い見事敵を撃破し以後、「街や人々を守りたい」という紘汰に同調し、共に戦っていくこととなります
最初は嫌な奴だったライバルをよくよく知るといいやつだった!という展開はありがちですが、ライバルポジションではないザックもその展開パターンです。最早別人だもんな
ザックはユグドラシルの裏の裏や、黄金の果実についてよく「知らない」ので、一番純粋に、そして正しく、「人々を守る」ためだけにライダーの力を使っている存在です。
しかしその後、やっぱり戒斗について行くことを決意。けれどそれは彼を止めるためであり、最終的には「彼を止めるため」に鳳蓮に小型爆弾の作成を依頼します。元リーダーであり友人の彼を裏切ってもなお、「正義の味方」であり続けた仮面ライダーです
そして戒斗と交戦後敗北。戦闘不能に陥ります(※生きてはいる)
物語のラストでは、紘汰に変わりビートライダーズをまとめる存在となりました
初瀬亮二/仮面ライダー黒影(演:白又敦 ) ※舞台アフタートーク登壇予定
ビートライダーズのチームの一つ、「チームレイドワイルド」のチームリーダーであり、アーマードライダーの最初の死亡者。
「チームインヴィット」のリーダー・城之内秀保とよくつるんでいますが、その実態は基本的に彼にいいように利用されているだけ。
物語序盤で高ランクのロックシードと引き換えにチームバロンの傘下になるように戒斗から提案されそれを飲みますが、すぐにシドから戦極ドライバーを入手し、バロンを撃破。手のひら高速回転しすぎ
その後、ヘルヘイムにて仮面ライダー斬月に倒され戦極ドライバーを破壊され、また仲間や友人からも見限られ、「失った力」を求めるあまりに暴走した彼は、思い余り「ヘルヘイムの果実」を食してしまいます。
そしてインベスに変化。異変に気付いた紘汰に説得をされますが結局は暴走する力を押さえられず、最終的には怪人の姿のまま、倒されます。
基本的にあまり頭はよくないですが、「悪人」でもなかったかなあ……「小悪党」レベル?
脚本家曰く「マドマギのマミさんポジション」
城乃内秀保/仮面ライダーグリドン(演:松田凌) ※舞台アフタートーク登壇予定
ビートライダーズのチームの一つ、「チームインヴィット」のリーダー。
物語序盤では「チームレイドワイルド」のチームリーダーである初瀬と行動を共にし、ちょっと卑怯でちょっと間抜けなアーマードライダーとして主に賑やかし要員で活躍していましたが、初瀬が戦極ドライバー=力を失った途端に彼を見限ります
次に彼が目を付けたのが、元傭兵の鳳蓮・ピエール・アルフォンゾ。彼を味方につけさらに力を手に入れる!……はずが、なぜか彼が経営している洋菓子店「シャルモン」の見習いパティシエとしてこき使われる羽目に。
また、鳳蓮がユグドラシル側についたことから彼もそれに追従。アーマドライダーの抗争終了イベントも邪魔をするために乱入しますが、そんなことを知らないチームメンバーに「一緒に踊りましょ~♪」と声をかけられるや否や普通にステージで踊り始めます。なんじゃそりゃ!
彼も初瀬と同じく性格は悪いですが、性根は腐っていないタイプの人間で、鳳蓮の元でこき使われた結果、なんだかんだ鳳蓮との謎の絆も生まれ、城乃内が鳳蓮に告げた「インベスの発生はビートライダーズのせいではない」という言葉をきっかけになんやかんやあり考え直した鳳蓮と共に(なんとなく)ビートライダーズ側に戻ることに。その後は黒ミッチの所業を知り怒ったり、一方で居場所も何もかもを失ってしまった彼のことを心配したりと、随分正しい人間っぽくなりました
最終回にてようやく初瀬の死を知り(なんとなくもう死んでいるんじゃないかとは思っていたっぽいけれど)、そしてそれのきっかけの一つが自分であることを受け入れ、今は亡き黒影トルーパー(仮面ライダー黒影の量産型ドライバーバージョンのようなもの)として怪人に闘いを挑みます。まあ負けますが
最終的には立派なパティシエ、そして立派な大人へと成長し、その後もシャルモンにて働いています
鳳蓮・ピエール・アルフォンゾ/仮面ライダーブラーボ(演:吉田メタル)
洋菓子店「シャルモン」の店主であり、フランス軍外人部隊に従軍していた元傭兵です。あと、オネエ
物語序盤では、「本物」以外は認められないという謎の思考により、彼曰く「アマチュアのごっこ遊び」であるビートライダーズ同士のインベスゲームに謎の乱入をし、元傭兵の身体能力をフルに生かし彼らを謎に蹂躙します。大人げなさすぎる!!
また、貴虎に「町中に発生しているインベスはビートライダーズ達のインベスゲームのせい」であり、彼らを排除してい欲しいという契約をもちかけられそれを了承。弟子入りを志願してきた城乃内と共にユグドラシル側に付き、本格的に動きはじめます。
一方で城乃内のことは彼なりに心配していたらしく(ビートライダーズは基本的に学生とフリーターの集まりであり世間のつまはじきもののような描写もあることからか)、彼の根性を叩き直すことにも力を入れます
しかしながらインベスやベルトに関しては誰よりも無知であり(他のアーマドライダー達はインベスゲームで使用していた経験やクラックに紛れ込んだ経験の認知や、貴虎などから正しい知識を得ていたため)、「ビートライダーズはインベスゲームを既にやめており、今町中に発生しているインベスはビートライダーズのせいではない」という城乃内の発言により、独自に調査を開始。紛れ込んだクラックにて空腹を紘汰に救ってもらったことなどから認知を改め、(なんとなく)ビートライダーズ側につきます
そして、「ロード・バロン」となった戒斗を止めるために城乃内と共に立ち上がりますがアッサリ敗北。戦闘不能に。(※生きてます)
物語ラストでは変わらずシャルモンの店主として、働いています
舞台の主人公。ユグドラシル・コーポレーションの主任であり、「プロジェクト・アーク」のプロジェクトリーダー。父はユグドラシルの重役。弟は呉島光実。別名:メロン兄さん・メロンアニキ
「プロジェクト・アーク」、最終的には全世界にバレ、ユグドラシルはテロリスト集団としてぶっ叩かれますが、誰も何も行動しなければ、「ヘルヘイムの森の侵食」によって地球全体が大パニックに陥っていたであろうことも事実。他の人間の思惑はさておき、貴虎自身は本気で人類を救おうとしており、それがこの方法しかないと思い行動してきたにすぎません。その方法のための手段こそアレですが、彼は彼なりの信念のために、ドライバーの人体実験を自ら行い、それによってかなりの傷を受け、また量産型ドライバーの生産をもっと増やせないかと思案します(それは戦極にバッサリ切られますが)。
また貴虎を語る上で外せないのが、「身内にどちゃめちゃに甘すぎる」という点です。
プロジェクトチームのメンバーはもちろんですが、弟にめちゃめちゃに甘い。甘すぎて目が腐っている
光実が戦極に対し、
「兄さんは昔から、信じてはいけない人を信じてしまうんです」
と貴虎について語ったシーンがあるのですが、ほんまソレ
貴虎は身内だと感じた人をとことん信じます。幼女か。プロジェクトメンバーは彼にオーバーロードインベスの存在を秘匿し黄金の果実を手に入れるために動き、また光実は自分の居場所を守るために彼の部屋からロックシードを盗み出し情報を勝手に抜き取り暗躍していますが、一切気が付きません
そんな周りに恵まれない彼は、プロジェクトメンバーによる暗殺と、光実との対決の敗北により二度も死にかけますが、なんだかんだ生きてます。すごすぎる
しかも光実との対決は、光実が実は紘汰を殺そうとするブラックミッチであったという本性に気が付いたことから始まり、途中までは勝っていたのにトドメをさすときに「光実との思い出」が蘇り反撃されるという……なんというか……甘い、甘すぎるよメロン兄さん……
しかしそんな致命傷からも最終的には復帰し、ラストは事件の後始末のために海外へと旅立っていきました
ユグドラシルにて戦極ドライバーの開発を行っている科学者兼プロジェクトメンバー
表では貴虎の指示に従い、プロジェクト・アークに向けてドライバーの開発にいそしんでいるように振る舞っていましたが本音は「禁断の果実を手に入れる」こと
そして当初は貴虎こそがその禁断の果実を手に入れるに相応しいと考えていましたが、貴虎が自身に対してあまりに無欲で、人類を救うことしか考えていないお人よしであることが分かると勝手に失望。自分が王になる方向にシフトチェンジし、貴虎の裏で暗躍し始めることとなったのです
物語終盤で禁断の果実を体内に宿した影響で意識を失った舞を病院に連れて行き、手術により彼女の心臓と融合していた禁断の果実を手にする(もちろん舞は死亡)……まではよかったものの。舞が「始まりの女」として覚醒。果実は彼の手元から離れてしまいます。そして舞を助けるためにかけつけた戒斗と戦闘に
途中までは終始圧倒していましたがカイトが「ロード・バロン」に進化したことから形勢逆転。ラストは戒斗に、
「貴様はいずれ破滅する……それが貴様の、運命……」
という予言かのようなセリフを言い放ち、ビルから落下して死亡しました。
「仮面ライダー鎧武のラスボスは戒斗」だと上記で書きましたが、物語全体の黒幕・ボスでいうと一応彼になるのかな…?紘汰との直接の戦闘はほとんどなかったし、最終的に彼にとどめをさすのは戒斗なんですけどね
彼が貴虎こそ王にふさわしいと考えていた時に、その時にもう少しお互いの考えを話し合えたりしていれば彼の運命は変わっていたかもしれませんね
シド/仮面ライダーシグルド(演:浪岡一喜) ※舞台アフタートーク登壇予定
ロックシードを若者達に売りつけている錠前ディーラー兼プロジェクトメンバー
物語序盤ではただロックシードを売りつける胡散臭いおじさんでしたが、彼が戦極ドライバーを目を付けた適当なビートライダーズに無償で配り始めたところから物語がスタート。胡散臭いおじさんはますます胡散臭いおじさんになりましたが、その正体は「プロジェクト・アーク」に協力するメンバーの一人。彼はアーマドライダーに変身するビートライダー達を実験体とするべく、ドライバーを譲っていたのでした
しかしそんな彼の本音も凌馬と同じく、「禁断の果実を手にする」こと。しかし、その本音を適当にうまいこと隠していた凌馬とは裏腹に、貴虎の溺愛する弟・光実に勝手にドライバーを与えてそれを貴虎に積極的に報告しようとしなかったり(これはシドの方から好き好んで与えたわけではなく、光実の方からシドと「交渉」して脅し付け手に入れたんですけど)、紘汰の青臭い部分に対する私怨から貴虎が止めているにも関わらず命を奪うかもしれないほどの攻撃を紘汰にしかけたりなど独断的な行動も目立ちます
その独断的な行動はさらに磨きがかかり、プロジェクトメンバーと共闘して貴虎を排除した彼はいち早くユグドラシル内のクラック(研究のためにユグドラシルの中には常時ヘルヘイムの森と行き来できるクラックが設置されている)を破壊。メンバーを裏切り、一人でヘルヘイムの森へと禁断の果実を手に入れるために向かいます
そして禁断の果実を手にするオーバーロード・「ロシュオ」の元にたどり着くも、圧倒的な力の前に敗北。このまま去れば命は失わないと諭されますが、彼は諦めようとはせず、ラストはロシュオの念力によって吹き飛ばされ、石壁に押しつぶされて死亡しました
湊耀子/仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美) ※舞台アフタートーク登壇予定
戦極の秘書でありプロジェクトメンバー。本作のサブヒロイン的存在
彼女も他のメンバーと同じく「禁断の果実」のために貴虎に隠れて動いていますが、彼女の目的は自分自身が王になることではなく、「禁断の果実を手に入れる人物に仕えること」です
恐らく彼女も当初は貴虎こそ、と思っていた(と思う)のですが、戦極が貴虎を見限ったことをきっかけに裏では戦極に従うように。しかしそれすらもかりそめであり、本音では「彼が王に本当に相応しいのか?」を見極めていました
その後インベス侵入によりユグドラシルが支配された際に戦極がアッサリ彼女らを見捨て単身で脱出したことからユグドラシル及び戦極を見限り、その場を他ビートライダーズ達を率いて闘い治めた戒斗を主とすることを決意。行動を共にし共闘していくこととなります
最終的に戒斗が「ロード・バロン」となり世界の王となることを決意した際には改めて彼についていくことを決意しますが、そんな彼を止めるために、彼の友・ザックは小型爆弾を仕掛けていました
その爆弾の存在に気が付いた彼女は咄嗟に変身し、戒斗をかばいます。が、彼女はビルの屋上から転落。致命傷を負います
ラストのシーンがほんとうにしんどくて……
「ねえ、もし私が知恵の実をつかんでいたら、あなたは私を求めてくれた……?」
「耀子は耀子、知恵の実は知恵の実だ……!」
そして彼女は戒斗の腕の中で、安らかに息を引き取るのでした。
二人の不器用な愛と、そして戒斗のために「始まりの女」になれなかった湊の舞への切ない嫉妬心が涙を誘うんですよね……は~~~~~~しんど!!!
DJサガラ(演:山口智充)
「ビートライダーズホットライン」というインターネット番組でインベスゲームを中継するDJ。しかしその正体は、ユグドラシルのために情報を統制するユグドラシル側の人間……でした。序盤は。
彼は自身のことを「ただの観客」と名乗り、ユグドラシル側の人間であるにも関わらず、ユグドラシルに囚われた紘汰を助けだし、また彼に高ランクのロックシードを勝手に与え、ビートライダーズの合同イベントの中継も勝手に行い、彼が悩んでいるときは助言すら与えます
オーバーロードインベスとも知り合いだったり、さっきまでそこにいたのに突然姿を消したりと「どう考えても人間じゃない」と行動が目立ちましたが、そう、彼は人間ではなく森だったのです!!(???????)
サガラの正体は「ヘルヘイムの森」そのもの。サガラの人間としての姿はいわゆる「アバタ―」のようなものでしかありませんでした
彼の役割は「始まりの女」を選び、そしてその「始まりの女」が選ぶ「始まりの男」が禁断の果実を手にし、進化を促進させるという工程を見守ることにありました(にしては紘汰に肩入れしすぎでは?)
そして「始まりの男」と「始まりの女」となった二人の元に姿を現し、新世界の王としてどのようにこの世界を終わらせるかを問いかけます。しかし二人の答えは、「この世界を壊さず、自らが別の世界で生きていく」つまり、違う惑星にヘルヘイムの植物やインベスごと移住させ、そこで二人で生きていくというものでありました
その答えに驚き、また引き留めようとしますが二人の決意は固く、
「大丈夫さ。俺は一人じゃない」
「一緒なら何も怖くない」
という二人の言葉から引き下がり、二人にアドバイスと激励の言葉を残し、また新たな惑星を求め、地球から去っていきました
おわったー!!!!!!!!!!!!!!!
15000文字弱!!!!!!!!!よくがんばりました!!
つかれたのでこれにておわり!舞台まであと一週間!!たのしみですね!!
≪本編≫
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りこりさ(@rikorisablog)さん | Twitter
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